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皆でお勉強なのだ


今日も青空が広がるバリ島西部です。

昨日は一日曇りでしたが。




前回のブログではローカルからの直接問い合わせの話を書きましたが

今日はその続き

お泊り編です。



ヘリのマネージメントのお勉強:笑


ゲストがいらしてご挨拶

その後ブリーフィングで
お部屋は禁煙である事
朝食はお部屋に持って行きます。
ご希望のメニュー&希望の時間ありますか?
などをお話ししたあとお部屋にご案内


ご案内した後で

お部屋に置いてある注意書きが日本語しかないことに気が付く

せっかくロビーに足踏み式の洗面台を設置したのに
手を洗ってもらうことを言い忘れ・・・
さらにスタッフ達にゲストが来ることを知らせるのを忘れていたので
スタッフ達も心の準備がない:苦笑


もう嵐の予感しかない:汗



ゲストは来るなり
海が見えて・・・長い桟橋があり・・・
木陰のビーチソファがあることに感動
そしてお部屋は広くて明るくてクリーンなので大喜び

そんなゲストを見てヘリは上機嫌でした。


ゲストがエアコンを使わないのを見て

電気代かからなくていいね:笑

・・・と呑気なことを言っていましたが

昼も夜も窓とドアを開けっぱなし
しかも夜外出する時は電気を全部つけたまま

ちょっと考えて
虫とヤモリはいっぱい部屋に入っちゃうだろうね。
・・・と心配になる。


夜にお皿、スプーン、フォークを2セット貸してほしいと言うので貸し出す。



翌朝の朝食

ヘリのお友達が泊った際にSari Dive & Cottageの朝食を出したら大喜びだった
と言うので、今回もいつもの朝食を出しました。

その際に
お部屋のお掃除は何時ごろが良いですか?と聞くと

まだ全然綺麗だから明日のチェックアウトまで掃除しなくていいよ

と言われたそうです。


私はこの辺りからなんか嫌な感じ・・と思っていましたが

ヘリはチェックアウトまで掃除しなくていいなんて
手がかからなくて良いゲストだね。

と喜んでいました。


掃除をしないなら・・・
とりあえず食器だけは下げさせてもらった方がいい。
蟻が入るよ

とアドバイスをするとすぐにキッチンスタッフと皿を下げに行きました。


持って帰って来た皿を見ると・・・

ほぼ出したままの状態。

1人分は全く手をつけず
もう一人分は卵をが2口分くらいかけているだけ
おかゆ、野菜炒め、果物は全く手を付けていない。

これは口に合わなかったというよりは
食べる気もしなかったって事だよね。

次の日の朝食はローカルメニューを出さなくちゃいけない

課題が見えてきました。



昼間お出かけになりましたがやはり窓とドアは開けっ放し

日本人ゲストは鍵はかけずに行くこともありますが
流石にドア自体が開けっ放しとは・・・汗

信じられているのか?
もっと他に理由があるのか?(私はこっちだと思った)



夜になってまたお皿とスプーンとフォークを2セット貸してほしいと言ってきた。


昨日貸したものがまだあるはずなのに・・・

不思議に思ったが他にゲストもいないし
皿に余裕もあるということでお貸しする。


やはりこの辺は日本人とは違うよね。
とヘリと顔を見合わせる。



翌朝の朝食はミーゴレン

またほとんど捨てることになるかも知れないということで
インスタント麺に野菜を入れ目玉焼きを添えた
そしてフルーツ

この朝食は半分くらい食べてもらえた。

ローカルは良い食べ物よりこういう食べ物の方が口に合うのね。



そしてチェックアウト

12時にチェックアウトだと言うのに

11時半過ぎに一人がちょっと用事があると言って車でお出かけ


まあ、時間にルーズなのは普通よね。

と私は暢気に構えていましたが

ヘリの方がなぜかいっぱいいっぱい


いろんなことで日本人と勝手が違い過ぎて
うまく状況を受け入れられないようでイライラしていた。

自分だってインドネシア人なのにね



結局1時過ぎにゲストが帰って来てチェックアウト


もしかして支払いでもめたり値下げ交渉されるんじゃないかと
心配していましたが意外とスムーズ:笑

とてもここを気に入ってくれたようで
次の休みには友達を連れてくると言ってににこやかに話をしていた。

そしてお見送り

いつも通りいる者全員でお見送りしました


お見送り後

ハウスキーピングがお部屋へ


・・・すぐに私達を呼びに戻って来た。


行ってみると・・・



まあ、こんなもんでしょ。


と私は思いましたが


ヘリはショック状態


禁煙とあれだけ言ってあったのに

ソファーテーブルの下

ベッドの横

トイレ

・・・の床にたばこの吸い殻が

そう、灰皿がない場所は床が灰皿になっていました。


私の予想が的中
窓をずーっと開けっぱなしだったのはタバコを吸っていたから
エアコン好きなインドネシア人が全くエアコン点けずに
窓とドアをずーっと全開にしてるって
変だと思ったのよね・・・・。
掃除を断るのも怪しかったし。


そして
キッチンから借りた食器類は汚いまま山積み

床は外を裸足で歩き回ったまま部屋に入っていたので
砂だらけ。
そして電気点けっぱなしで窓やドアを開けていたので虫だらけ。

これだけ汚れた部屋を
うちで育てたハウスキーピングは見たことがなかったからびっくりしたらしい。


その日非番だったハウスキーピングチーフに話すと

「安い部屋は汚くなる。高い部屋は綺麗なままだけど」

・・・と、5つ星リゾートで働いていた経験からか落ち着いていた。


なるほどね。うまいこと言うなあ・・・



いくらなんでもここまで汚くなるとは思っていなかったヘリ


話も出来す呆然としていたので



ベットシーツもタオルそれほど汚れてないし
カーテンも無傷。
ソファだってそんなに汚れてないし
コーヒーカップやソーサーが灰皿にされていない
良かったじゃない。
においは・・・どうにかしなくちゃいけないけど
ローカルとると決めた時点でこの位は覚悟してたでしょ?


と私が言うと


「また友達連れて来るって言ってた。どうしよう・・・」

と泣きそうになっている。


う~ん・・それは出発前に部屋をチェックされないようにそう言っただけだと思うけどねえ。


・・・・とはヘリに言わずに

反省会

ローカルを入れる部屋を決めよう
ローカル用のリネンを決めよう
なるべく汚くするものを最小限にしよう
掃除は毎日必ず入ることにしよう
注意書きを置こう

・・・と言うことで

ヘリが今注意書きを作ろうとしているのですが

注意が多いこと:汗

本のようになってしまうんじゃないかと言う位。


どうせいっぱい書いても読まないんだから

大きく「禁煙」って書いて小さな字で「もし吸ったら罰金」って書いた方がいいんじゃない?

とアドバイスしましたが

これもあれも必要なルールでしょ?

と言って聞きませんので
また失敗してもらうのを待つことにします。




昔から

日本人ゲストがいるときはローカルゲストをとっちゃダメだよ
とる時はちゃんと対策してからじゃないと・・・

と言っていた私の言葉が今は理解できるんじゃないかと思います。


コロナで日本人がバリ島に来られない今
ローカルゲストでしっかりマネージメントの勉強をしてもらいたいと思います。

最悪部屋はリノベーションすればいいんだから:笑


スタッフ達も言葉の通じるローカルゲストで
「サトミサ~ン」と何でもかんでも私を頼らずに
自分達でサービスが出来るようになるといいなあ・・・。




ピンチはチャンス!

コロナで皆が成長できますように!!






今日の写真は・・・・


裏庭に生っているシャカトウ


皆でお勉強なのだ_c0211615_16432969.jpg

今年は頑張って水をあげていたせいか

結構生ってます。


食べ時がいまいちわからないのですが

早めにとって追熟させた方がいいとか・・・

その早めがよくわからない:苦笑

スタッフに聞いたらこの辺りだと木についたまま熟させるみたいです。


あとどのくらいかなあ・・・




バリ島西部 Sari Dive & Cottage


by sari_dive | 2021-02-21 17:15 | Sariメーキング話 | Comments(0)