デラワン報告3
帰国中です
19日にBOX行きます!
時間のある方一緒に飲みましょう!
時間のある方一緒に飲みましょう!
さあ、デラワン報告の第3弾です。
いろいろと書きたいことがあってどこから書いて良いかわからないのですが
とにかくデラワンは変化していました。
前にも書きましたが
漁師の島から観光の島へ大きくシフト
別な意味で言うと
漁師VS外国人ダイバー向けリゾートの島から・・ローカルの観光の島へのシフト
私がは働いていた当時外国人ダイバーが来て儲かっていたのは
デラワンダイブリゾートのみ
今はローカルゲストが大量に来るので村にも十分お金が落ちます。
ですから村人のよそ者・・というか観光客に対する変化が著しかったです。
昔は外国人のゲストが村を散策してもにらみつけるような人がいたり
とってもそっけなかったりしたんですが
今はとっても優しいまなざしで困っているとすぐに声をかけてくれます。
そして特筆すべきは・・・・
私たちが一緒に働いていた同年代の友達はほぼ100%経営者となっていました。
宿泊所のオーナー、レンタルサイクルのオーナー、器材レンタルオーナー、雑貨屋さんのオーナー
ダイビングセンターの主任、レストランのオーナー、ボート会社の元締め・・・などなど
そしてほとんどのお店のターゲットは土日のローカルゲスト
金曜日の夜から日曜日の昼までがワーキングタイムで
下手するとそれ以外は店を閉めてしまうという滅茶苦茶羨ましい状態
それでも十分な稼ぎなのだそうです。
「昔はほぼ24時間何かあると呼び出されたり大変だったけど
今は週3日間働くだけで昔の何倍もお金が儲かる。
もう絶対にあの仕事には戻りたくない」と言っていました。
そんな美味しい暮らしですから村人たちとても幸せそうでした
時間とお金があるので人々が観光客に本当にやさしい良い村になったっていう印象です。
(昔から悪い人はほとんどいなかったし←もちろんゼロではないですけど)
そんな変化の中の大きな一つがジンベイザメ
ジンベイザメの餌付けはフィリピンやパプアなどで有名になっていますが
ここでも始めたと聞いてちょっとげんなりしていたのですが
よ~く話を聞いてみると
私がデラワンで働いていた頃からジンベイはいっぱい居たのだそうです。
(確かにそう言う話は何度も聞いたことあるけど見せてくれないので嘘だと思っていた)
あのエリアには移動式のカランバ(漁師小屋?)がすごく沢山あります。
網で魚を獲って仕分けをし売りに出すというなんというか・・でっかい漁船の様なもの
(ベラウからの送迎の際に沢山カランバがあったので覚えている方も多いかも。)
そのカランバの一つ一つの周辺に通常1匹~数匹のジンベイザメがついていて
カランバの移動と同時に移動しているらしい
そして朝の魚の仕分け時間になると捨てる魚を目当てにやって来るのだそうです。
多い時期、すべてのカランバの分を合わせると60匹位だって←本当かな?
漁師にとってジンベイザメは網を破ったり邪魔する害魚でしかなく
追い払えなくて殺したり、小さなものは捕まえて売ったりしていたらしい
(そう言えば尾びれを縛られた小さめのジンベイをデラワンダイブリゾートが買ってきたことがあった!)
昔はカランバの人がデラワン島の魚を多量に獲ってしまうのを恐れて
デラワン島の人たち(漁師たち)が近づくことを禁止していたそうです。
それが現在は・・・
デラワン島に漁師もいなくなり観光的にもウケることが分かったので
ある程度のところまでカランバが近づいてもいいと許可を出しているらしい。
(ゴルゴニアンフォレスト方面)
それでコンスタントにジンベイザメが見られるようになっているようです。
(南風が吹くとカランバはいなくなるのできっとジンベイもダメだと思うけど)
ただ、まだ観光でお金を儲ける目的ではなく
仕事ついでに見せてやっている?的な感じで
少し前までは米やラーメン、砂糖など食料と交換でジンベイを追い払わずに見せてくれていたらしい
今は出荷する魚を買ってあげる代わりに見せるというスタイルになっているようです。
ですから、魚が出荷される前の早朝の仕分けの時間しか見せてもらえません。
しかも、漁師さん的にはカランバに直接買いに来る客に売るより
町に売りに出した方が儲かるらしく、結構売り渋ります。
う~ん・・と言うことは
漁師さんに知恵がつくと・・・状況は変わるかも知れませんね。
馬鹿な金持ちが変なことして本気で餌付けで儲けようとしないことを祈ります。
・・と言うことで
ジンベイザメ見学に行ってきました
太陽が出るずーっと前トワイライトタイムに出航します
エリアに近づくとカランバが十数個浮かんでいるのですが
そのうちの一つ(ジンベイが一番多く集まったカランバ)に船をつなぎ留めます。
まだ日が昇る前なので暗いです。
すでに外人さんのグループが5人ほどでスノーケリングしていました。
皆カランバから2~3m離れて一列になって下を見ていました。
私はセブでの餌付けジンベイの話を聞いていて
「ただ、ジンベイが立って口を開けているだけ」
というのを想像していたので
もっと泳ぎまわったり潜ったりして写真撮ってもいい?とボートマンに聞くと
潜ってもいいよ
というので、スキンダイブで写真を撮ろうと張り切ってエントリーしました。
とたんに目に入ったのが
結構な早さで突進してくるジンベイ様
ひえ~!? ぶつかる~汗
とシャッターを切ってストロボを光らせたら一応避けてくれました。
しかし光っていたストロボは内臓ストロボのみで
もう外付けストロボは死んでいました:涙
ここからはISOを800まで上げてとりあえず証拠写真頑張りました。
大人しく立っているジンベイを想像していたのですが
全く立ってない:汗
この日は5~6匹のジンベイがいたのですがアグレッシブに左右上下に泳ぎまくっている
スノーケリングで水面に浮いているだけでも
前からぶつかりそうになったり
尾びれではたかれたり
後ろ後方からやって来たり
避けるによけきれない状況
潜るなんて・・・自殺行為:汗
結局、外人さん達と同じく水面に浮いて衝突を避けることで精いっぱいでした。
普通の初心者スノーケラーじゃ危ないかも!?
最初からぶつかる気なら別だけど。
腰が引けてるヘリ君
目の前にジンベイがいても視線は次のジンベイへ
周りをよく見てないとぶつかっちゃいます。
私は目の前のジンベイの写真撮影に夢中になっていたら
後ろから来たジンベイの口がお腹辺りにぶつかり
なに?と思ったのもつかの間
状況を理解してももう避けきれる訳もなくじーっとしていたら背中に乗り上げてしまい
おニューのラッシュガードがギシギシギシとこすれていた:汗
仕方がなくカメラを持っていない手で押し下げて退避しました。
さすがに鮫肌で変にこすったら・・・血が出るんだろうなあって思いぞっとしました。
上で見ていた人たちは大笑いしてたけど
私はマジで怖かったんだから:汗
フィリピンの餌付けの状況はわからないですが
ここでは魚を捨てるように(多分昔から捨てたものを食べに来ていたので)小魚を数匹づつ投げます
だからかジンベイは泳ぎ回って魚を食べるみたい
カメラのレンズにぶつかっちゃうんじゃないかってくらいにギリギリに
口をあけながら泳いでいきます。
数回こういう立った?ジンベイを見ることが出来ました
ずーっとこれなら近づけるんだけどね。
泳ぎ回っているので怖くて近づけない:汗
ジンベイのスクランブル交差点みたいでした
下から上がってきた子
この時も乗り上げそうになりました:汗
ちなみにゴルゴニアンフォレスト近くなので透明度はイマイチ
クラゲもいっぱいいます。
私は目玉おやじに足を刺されて結構痛かった
(数時間後には完治しましたが:苦笑)
カランバの上にも乗せてもらいました
漁師さん達は出荷用の魚の仕分け中
今日はもうこれ以上売らないって言ってました。
一番右に居るのがマラトゥアから来たリゾートのガイドなんですけど
朝4時半出発で来たそうです。
ゲストは中国人だったのですが言うことを聞かないらしく
買った魚を中国人にめがけて投げて
「このやろ!お前らここも自分の国だと思ってんだろ!」
「これでもか!」
「〇✖*+$&#〇・・・・」
滅茶苦茶インドネシア語でののしっていた
私がいるのに気が付いて驚いたらしくうちのボートマンに
「中国人か?汗」
と尋ね、日本人だと知るとにっこり微笑んでいましたが:苦笑
白人さん達がスノーケリングしてた時はカランバから2~3m離れて
なるべく触らないように避けながら観察していたんですが
さすが中国人
もう真下だし、カメラをジンベイに押し付けてる感じ:苦笑
それで写真・・・撮れるの?
これには白人さんや他のボートマンたちも呆れてすぐに引き上げて帰ってしまいました。
やっぱりどこでも彼らは・・・・やるね。
・・・と言うことで
これが野生じゃないんだろうけど
ある意味野性味あふれるジンベイザメを堪能致しました。
いや、マジでスノーケルで満足です。
朝飯前のスノーケルなのでお腹ペコペコで帰りました。
またまた長くなってしまったので続く・・・・
☆
by sari_dive
| 2018-04-18 00:10
| 自分話
|
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