デラワン報告1
帰国中です。
19日にBOXに飲みに行こうと思います。
時間のある方是非一緒に飲みましょう。
あ・・スライドとかそういうのは一切ないですけどね。
帰国している間に先日行ってきたデラワンのことを書こうと思います。
Sari Dive & Cottageのブログですけど:汗
デラワンがなかったらヘリにも会わなかったし
Sari Dive & Cottageは無かったっで事で。
ご存知ない方もいるかもしれないので
私は2000年から2005年までデラワンで働いていました。
その頃に日本的なガイドの仕方を教えた弟子が
今のパートナーのヘリとその兄弟子になるアンディです。
話を戻して・・
デラワンに最後に行ったのは10年前の2008年
丁度私自身が独立を考えていた時期で
バリで働いていましたが独立するならデラワンでと下見をしに行った時です。
その頃のデラワンは私が働いていた頃と同じ
漁師の島で、インドネシアにしては小綺麗な裕福な島でした。
そこにデラワンダイブリゾートが唯一外国人を受け入れるリゾートとして君臨していました。
島自体は観光地には程遠くロスメン(安宿)は2~3しかなくよそ者はほとんど来ない場所でした。。
下見で滞在している間に運良くその一つの新しい宿泊施設と契約を結ぶことが出来
私のダイブセンターを始められる話を付けてバリに戻って来ました。
建築図などの準備をし、すべては順調に見えていたのですが
島の村人(ダイビングガイド)が「自分がダイブセンターをやりたい」と言い始めたので
(厳密にいうと私と組んでやりたい)
一人そう言う人が現れたということは
これからも気に入らないスタッフを雇わなくてはいけなくなるだろう
それでは自分の思うようなサービスにすることが出来なくなると予想できたので泣く泣く辞退。
それでバリにダイビングリゾートを作ることになったのでした。
結局その村人はサービスを始めることは無かったようですけど
奴らの気まぐれがなかったら・・・
私は今もデラワンに居たかもしれません。
(結果的にはバリで良かったと思っています:笑)
2008年の後半にデラワンでインドネシアの水上オリンピックのようなものがあり
そこからデラワンの状況は大きく変化しました。
宿泊所が足りなく海辺の家はすべて宿泊所に改築
それでも足りないのでどんどん桟橋を延ばし水上コテージを増やし
今ではまるで桟橋村?水上村?のようになっています。
水上オリンピックで一気に知られたことでインドネシアのいろんなメディアに出るようになり
インドネシアでは有名な観光島になり
今でも宿泊所は土日ローカルゲストでいっぱいです。
黙っててもゲストが次から次に来るので今もどんどんコテージが増設されています。
すべてのゲストはノンダイバーですが。
それにより
村人達は漁業ではなく観光業へと大きくシフトしました。
デラワンダイブリゾートも同様に様変わりしていました。
たまにしか来ない外国人ダイバーを必死にマーケティングするよりも
単価が安くてもどんどんやって来るローカルゲストを求めるようになったようです。
今まで島で唯一だったダイブリゾートでしたが
他にもダイブリゾートが出来たり、ダイブサービスが出来たので
そこと戦ってまで営業するのも自信がなかったみたいです。
私に言わせれば島の裏側にあるリゾートに比べたら
条件が良すぎる位で本気になれば裏のリゾートなんて全く目じゃないのにって思うのですが
本気を出して頑張るより
メンテしなくても汚くても喜んでどんどんやって来るローカルゲストの方が
同じお金を儲けるならずーっと楽だと考えたのでしょうね。
最初は情けないと思ったのですが
何日か滞在するうちに
自分も日本人が来てくれなくなったらローカルゲストが楽かな・・なんて考えていたし
時の流れってそういうものなんだろう・・と
彼らに文句なんて言えないよねって思ってしまいました。
現在のデラワンダイブリゾートの様子。

ビーチにある昔からのデラックスルーム
さすがにアイアンウッドなのでそのまま残っていますが
ペンキを塗るなどのメンテは全くされていないようで内部の状態も想像できる感じです。
昔はリゾートっぽく庭木なども植えてありましたが
すべて枯れていて荒野に建つコテージのようでした。
コテージはむやみに増築されていて10年前の3倍?くらいは部屋数があるようでした。
庭の代わりにパパイヤやドラゴンフルーツの畑がところどころというか・・結構あって
リゾートと言うよりは・・・民家?の様な雰囲気
最初は部屋が空いていたら泊まりたいなと思って訪れたのですが
そんな気持ちは一気に吹き飛びました。
まあ、ローカルゲストで満室だったので泊る部屋もなかったんですけどね。

桟橋側からレストランを見た写真なんですが
桟橋は昔のままのアイアンウッドを取り換えていないのかボロボロでした。
(うちの桟橋といい勝負:苦笑)
柵は一応ついていましたがお粗末な作りです。
レストランの向かい側にもコテージが出来ました。
聞くと一泊1万2千円位。(朝食のみ)
他の部屋は6千円弱なので海にある分高いみたいです。
でも、ゲストの気持ちを考えたような部屋ではなかったなあ・・
昔のデラワンダイブリゾートは一本長く伸びる桟橋が格好良かったのに
もうそんな面影はなかったです。
Sari Dive & Cottageの桟橋の方がよほど格好いいって思っちゃいました。
すべてが変わっていた中で唯一変わっていなかったのがここ

レストランです。
昔ながらの中抜けの海のあるレストラン
やっと
「デラワンに帰って来た~!」
って思えた場所でした。
下に見える魚たちは減った気がしましたが。
現在100人以上が泊れるリゾートになっているのですが
ダイビングセンターは縮小していました。

ダイビングボートは10年前4艇あったのですが
現在は2艇のみ
1艇は売ったらしいですがもう一艇は壊れたままほったらかしてありました。
送迎ボートも随分前に壊れたらしく今は漁礁になっているとか
訪れた日は満室だと聞いていましたが
なんとダイブセンターはクローズしていました。
スタッフもいない。
・・・・ありえん:涙
最終日に戻って来たというので会いに行きました。

昔、私が戦ったオーナーの息子さん(坊主頭)
オーナーより話の分かる人だった。
彼があの時も仕切ってたら・・・私はデラワンダイブリゾートにまだ居た・・?かもしれない
話をすると
やはり、もうダイバーの受け入れはガイド・ガソリン等の調達が面倒だから
宿泊所をメインにしたんだとのこと。
ローカルの宿泊所は簡単だし部屋数さえあれば何もしなくても儲かるんだって
次にデラワンに来る時にはここに泊まればいいと言ってくれました。
どうしようかな・・・
ダイバーだったらここの桟橋のポイントはとても魅力的なんだけど
スノーケラーの私にはあまり魅力を感じない感じ
まあ、ダイビングツアーをするならありかな。
(ちょっとタンクが心配←メンテしてない気がする)
ハウスリーフにバナナボートが走っているという噂を聞いていましたが
やっぱり本当でした。

ただ、バナナボートでやたらに走って楽しむというよりは
島内観光?的な感じでした。
東側に私もお気に入りだった砂州があるのですが
そこに行って記念写真を撮り、遠巻きに島一周するという感じ
夕方日が陰った頃だけに走っていました。
だからダイビングには全く問題ないです。しかも土日休日のみ
こそっと桟橋でスノーケリングをしました。
とっても透明度が悪かったので下の様子はあまり見れませんでしたが
桟橋横の浅場の珊瑚はちょっと離れればまだピキピキしてました。


昔も思ってましたが
本当にいろんな種類の珊瑚がひしめいています。
バリも綺麗だけど種類は少ないですから。
ギンガメアジは健在ですが小さめで量は少なめ
(そういう時期は私がいた時もありました)

クロホシフエダイの方が量が多かったのですがストロボ故障のため写真失敗:涙
ガッカリしたのは
スノーケラーのゲストが多いからか餌付けをしているみたい
エントリー口に近づくとロクセンヤッコがワーッと:汗

エントリー入り口にいたブルージョーはいなくなってました:涙
デラワンのハウスリーフは潮が早いのと
ローカルのスノーケラーは泳げないからか餌付けやスノーケルはエントリー口だけみたい
それが救いだなあと思いました。
潜ってみてはいないけど
この分だとハウスリーフの深い方は手つかずのまま残っているんじゃないかと
ちょっと期待を持ってしまいました。
漁をするものもいなくなってましたし。
がっかりすることも多かったですが
マブールのようにもう二度と帰りたくない。見たくない:涙
と思う程の荒れよう・変化ではありませんでした。
昔のようなダイビング天国ではありませんが
昔なかった良さも今回はいろいろ感じられてこれはこれでありかなと思いました。
自分がスノーケラーになったからというのもあるかも知れませんけどね。
長くなってしまったので続きは明日!
☆
by sari_dive
| 2018-04-16 15:56
| 自分話
|
Comments(2)

マーブルの現在、ロッシュリーフの現在より、水中が、無事なので、『ホッ(;O;)』しました。確かに、ダイビングリゾートが、なくなっても、観光で、島人が食えるなら、海は、ダイナマイト漁で荒れないから、一安心です。自分は、マブールの惨劇を伝えすすけます。
0
ロッシュはマブールよりダメなんですか!?それはひどい!
デラワンの場合はおっしゃる通りさらに島民が豊かになったのと観光客ばかりになったので基本的に海は保たれています。漁師もほとんどいないし観光客を意識して村もきれいに掃除されているしボートマンなども海を綺麗に保とうとする意識が強い。(バリ島よりも強い)
良くも悪くもダイバーを意識してないところがデラワン島にとっては良いのかもしれません。
デラワンの場合はおっしゃる通りさらに島民が豊かになったのと観光客ばかりになったので基本的に海は保たれています。漁師もほとんどいないし観光客を意識して村もきれいに掃除されているしボートマンなども海を綺麗に保とうとする意識が強い。(バリ島よりも強い)
良くも悪くもダイバーを意識してないところがデラワン島にとっては良いのかもしれません。