卒業
昨日の夜遅くにSari Diveへ戻ってきました。
つかの間の都会出張&休暇
今回は自分への誕生日プレゼント!?でバスタブのあるホテルで滞在
まったり過ごそうと思ってたけど
結局なんだかんだと買い出し&お仕事でした:涙
今日は皆様にご報告があります。
先月一か月
本人曰く「家の事情」で長期休暇をとっていたリックが
サリダイブを卒業いたしました。
今年の6月くらいから様子がおかしかったので気にはかけていたのですが
実は辞めたいと言い出したのは7年間で今回が4度目
前の3回の原因はすべて夫婦喧嘩。
夫婦喧嘩で会社を辞める理由が日本人だとよく理解できないと思いますが
自分が頑張って働いてお金を稼いできているのに奥さんが可愛くないし優しくない。
自分が働かなくなったらどれだけ大変か知ればいい
とか
お金が無かったら奥さんが働けばいい。働けるはずがない
とか
自分のことが嫌ならいつでも分かれる
とか。
すごく幼稚な理由で発展性のないものばかりだったので
ただ感情的になっているだけだろうと思い
毎回
「あと一か月、このゲストが終わるまで続けてくれないかな?」
と涙ながらにお願いしていました(もちろんポーズです)
そうすると大体1か月も経つと仲直りするので
私が「ご苦労様、わがまま聞いてくれてありがとう。辞めるんだよね」と言うと
「奥さんが誰かにブラックマジックかけられてただけで今は大丈夫だから辞めません」
という感じでした。
あの落ち着いた頼りがいのある彼が・・
信じられないでしょ:苦笑
見た目よりすごく子供なんです。
そういう時のリックは沈黙のまま物に当たったり、タンク投げたり、他のスタッフをいじめたりするで
今年の8月のピークシーズン中スタッフ間の空気が良くなかった
9月はゲストも少なかったし
これ以上チームワークを乱したくないのもあり
1か月休んでよく考えるようにと休ませたのですが
もともと働き者の彼が1か月休んでいられるわけもなく・・・
今思えば、6月くらいからそうしたかったのだと思いますが
他のダイブセンターへ転職することになりました。
うちとは真逆の!?
若い白人さんのビギナーが沢山来るダイブセンターで働いてみたかったそうです。
元サリダイブのスタッフだったアグスが
現在新しいダイブセンターにお金を出してもらい最近イントラになり
白人女性と毎晩飲み歩いたりほっぺにチューしてもらってる写真を
リックに見せたりしていたのは知ってたのですが・・・
そのアグスが人手不足でよくリックに声をかけていたのも知っていたのですが・・・
リックは奥さんも子供もいるし大丈夫だよねと思いつつ
うちはゲストとどうこうなるっているのは禁止だからね~
もしかして・・アグスのところがうらやましいでしょ?働きたいでしょ?
と鎌をかけたこともあるんですが
ニコニコ笑うだけでした。
そんな時に奥さんと喧嘩したことで
アグスがすごくうらやましくなっちゃったのかもしれない
現にうちに珍しく来た若いゲストさんに一目ぼれして大変なこともあったし:汗
結構惚れっぽいんですよね。
私には本当のことは最後まで言えず
家族の問題と言っていましたが
理由とやっていることがつながらないので彼の考えが見え見えでした。
彼のために止めるべきかとも思いましたが
私も4度目でほとほと疲れていたし
とりあえず
心はもうここにないようなのでめでたく卒業ということにしました。
ただ、彼は初心者のガイドをしたことがないので
水面集合とかエアーチェックとか・・・出来るのかが心配です。
でもあとは、アグスが教えるだろうし
あこがれていた白人の若い女のゲストなら・・きっと出来るでしょ。
リックとは建設の頃から一緒に働いてきたので
ちょっと寂しい気はしますが
結果がどうであれ
彼がやりたいことをやるのが彼にとっては幸せだと思います。
今コモドにいるアンディも同じだったのですが
ある程度ガイドに脂がのってくると男はもっと自分の可能性を確かめたくなるみたい。
(・・・と言う私もそうでしたから)
前に進むための転職なら私は大歓迎
今後、彼にはもっと大変なことが待ち受けているかと思いますが
ここでいろんなことを学んだから大丈夫・・かな?
もともとの動機がちょっぴり不純なのが心配
新しいところではアグスがボスで彼は下っ端。
年下のアグスが彼の悩みの相談に乗れるかと考えると全くもってNOですが
サリダイブで私がいつも大丈夫かな?と彼のことを気をかけていたことで
甘えん坊になってしまったことを思えば
誰も頼れないこれからの職場は
神様が彼に与えた試練だと思います。
神様が彼に与えた試練だと思います。
9月30日 私の誕生日に
リックとそんな話をし
最後に
こんな風に嘘はつかないでほしかった
嘘をつくと君の価値が下がる。
どうどうと本当のことを話せる気持ちの大きい人になってほしい
やりたいことはやったほうがいい
前向きな理由なら私は今までみたく止めたりしない
今まで一緒に働いてきたスタッフの皆を裏切ってでもやると決めたんだから
最後までやり通して成功しなさい
成功すれば皆はあなたを認めてくれます。
途中で辞めればただの裏切り者だ
成功を祈る
と握手をして送り出しました。
私は入社面談するときスタッフたちに必ず
あなたの夢は?
と聞きます。
リックはその時とにかく仕事があればいいと答え
自分には夢などないと言いました。
そんな彼が自分がしたいことを見つけて
必死に勉強してきた日本語やマクロガイド、そこそこ高い給料を捨ててでも
やりたい夢を見つけられた
サリダイブが彼に夢を見させたのだと思うとそれはそれで満足です。
(でも彼には女難の層が出てるかも:汗)
今回のリックの卒業で他のスタッフたちが寂しがると思っていたのですが
全然そうでもない。
辞めると決まって嬉しそうなスタッフもチラホラ・・・・
彼のジャイアンぶりに(注:ドラえもん)
スタッフたちも参っていたのかもしれません。
もしかして
それに薄々気が付いていたリックも居心地の悪さを感じていたのかなと思うと
ガイドとして伸ばしたいがために
すぐに落ち込むリックを盛り立てようとちやほやしていた私にも
ちょっと責任があったのかもしれないなあと思ったりもしました。
反省。
私の誕生日は
ある意味これからのスタッフとの向き合い方を改めて考え直す一日となりました。
あっという間に大所帯になっちゃいましたからね。
さあ、大変だ。
明日からは新生Sari Dive & Cottageで頑張りたいと思います。
ブログ書いて少し心の整理がついた感じです。
最後まで読んで頂いた皆様
ありがとうございます。
by sari_dive
| 2016-10-04 22:41
| Sariメーキング話
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