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どこまで流れていくのだろう

先ほどゲスト様がお帰りになりお土産をスタッフ達で美味しく食べました:笑

やっぱり日本の菓子はうまい!

ありがとうございました!!


先日、サリダイブで働きたいと言うローカルがやって来たので面接をしました。
沖の養殖場のスタッフだった者なので顔見知りだったのですが

養殖場をやめた理由が
『友達が自分のこと嫌いらしくて一緒にやっていけない』

仲直り出来ないの?

『もう面倒臭いので辞めた』


・・・という感じ。


そんな理由で辞めちゃうようではうちでは務まらない。


じゃあ・・・字は書ける?読める?


日本では聞くこともない質問だけどこれが結構大事。


『読めない。書けない』


そうなのです。インドネシアは未だに識字率が100%じゃないのです。
もちろんこういう子は学校も行ってないわけです。


今から字を書く勉強頑張れる?


『もう何度も勉強したけどすぐ忘れてしまうから無理』



・・・・・・じゃ、申し訳ないけどうちも無理だ。




仕事に学歴は関係ないと日頃から考えている方ですが
やはり人を雇ってみるとその辺りははやり違いがあるなあと思う今日このごろです。

貧しくて行けない子、苦労している子は学校に行って無くても根性があるので
仕事を教えればある程度の単純作業は出来るようになるので雇いますが
学校に行けるのに行かない子、苦労してない子は
仕事を教えても本人がよほどその気にならない限り務まりません。

スタッフになった子たちでも
高学歴の子達とそうでない子達の差というのはだんだんと見えてきます。


高学歴の子が賢いとか勉強や仕事が出来るとかではなく
その違いは
決められたことを続ける力、我慢ができるかどうか
壁にぶち当たった時に乗り越える力があるかです。

乗り越える力のないものはやはり単純作業を続けるしかなく
乗り越える力のあるものがステップアップしていくことになります。


今回面接に来た子は26歳。妻も子もいたので助けてあげたいと思いましたが
自分の変化への努力は出来ないと断言した時点で
(ある意味正直ではあるのですが)
サリダイブでの就職の可能性は絶たれたのでした。

これから彼は何社に面接に行くことになるのだろう
途中で仕事をすることをあきらめてしまわないだろうか
他人ごとながら心配になってしまいます。


以前サリダイブは出来たばかりの弱小企業でなかなかスタッフになりたい者はいなく
よほど覚悟を決めたものだけが面接に来ていたのですが
もう6年目になりボートが2艇になったり経営が安定してきたと言うのが
周りにも見えてきてから覚悟のない面接者が増えるようになりました。

もしかしてこれからのほうが用心してスタッフ管理をしなければいけないのかもと思っています。




今日の水中写真は


先日、流れていたハナオコゼのおチビちゃん



どこまで流れていくのだろう_c0211615_16171027.jpg

とっても擬態上手です




こっちのほうがわかりやすいかな?

どこまで流れていくのだろう_c0211615_161754100.jpg



どこまで流れていくのだろう?
by sari_dive | 2015-02-28 16:32 | Sariメーキング話 | Comments(0)