追悼 見えない能力(長文)
今日やっと会いに行けます。
自分の心に区切りをつけるためにもブログに書きます。
今回日本から戻った翌日からゲストがチェックインそしてフルブックと言う
Sari Diveには今まで無かったうれしい状況たったのですが
実は一度も会えていないスタッフが居たのです。
私が戻る2日前、彼は元気に仕事に出ていたのですが
戻った翌日から高熱を出し仕事を休み翌々日入院。
その際、『Sari Diveには今日から沢山ゲストが来ているんだから仕事に行かなければ』
と言うことを聞かず困っていた家族から電話がかかって来た。
ヘリが電話で
『ボス命令。病院に入院しなさい。体を治しなさい』
と説得しやっと入院したらしい。
入院した翌日の朝は回復に向かったのだか昼以降また具合が悪くなったらしい。
私は何となく嫌な予感がして
ピークの真っ只中でヘリも疲れていたのは知っていたけど
『ヘリ、私はゲストと一緒に居るからあなたはリックと一緒に彼に会いに行きなさい』
真夜中、2人を車で病院に行かせた。
夜中の2時近くに戻ってきたヘリは予想通り動揺していた。
翌日、海から戻ってくると今までに無くいろんな事件が起きた。
誰も居ないはずのコテージのブレーカーが落ちて復活不能
どうにか手を尽くして復活させるとすぐに水道管が破裂
スタッフが残業フル活動で水道管修理が終わると温水器が不能になり
部品を取り替えて復活させると2つの部屋の電気が落ち
とうとう観念して業者を呼ぶがなかなか復活できない。
『なぜこのフルブックの時に次々と起こるのか?』
と顔は笑顔を作りながらも泣きたい気分でいっぱいだった。
夕食までにはどうにか一段落してゲストさんと楽しく食事をしていると
ヘリに電話がかかってきた。
その表情を見てすぐに察しました。
高熱が出てからたった3日
彼は天国へ行ってしまいました。
原因は解らず
一瞬涙があふれてしまいましたがトイレに行って気持ちを落ち着かせて
私もヘリも何も無かったように大笑いして過ごしました。
折角楽しい休暇で来ているゲスト様に心配はかけたくないし
多分、彼もそう思っているだろうから。
あれだけのコテージの事件は
いつも彼に手入れをしてもらっていたコテージが何かを察したのかもしれません。
翌日はゲストの数も減ったので同じ宗教のヘリを丘番にし私とリックで海へ
Sari Diveを代表してヘリがお葬式に出ました。
彼の名前はサルナ
続ける能力の持ち主です。
(参考:見えない能力 http://saridive.exblog.jp/12540760/)
Sari Diveに来る前までは日雇いの職にしか就けず
ここに来てハウスキーピングとしての研修を受け
続ける力を武器に立派に勤めていました。
掃除を終わらせると
『こんな綺麗な部屋に泊まってみたい』
と言うのが口癖で
サルナがそう思うならゲストもきっとそう思うよ。
サルナの掃除がすごく綺麗だってゲストが喜んでたよ!だから頑張ってね!
と言うと
『ヘイ ボ~ス』
と右手を挙げ床を磨く姿が目に浮かびます。
この頃物忘れがひどかったり仕事にミスが出てきて
少し心配なところもあったのですが
土地を売ったそうでお金には困っていなかったと聞き
そろそろ隠居したいのかなと勝手に想像していました。
でも、Sari Diveへの忠誠心はまだまだ消えていなかった。
隠居するだろうから新しいスタッフ探さなくちゃ
なんて考えていた私はなんて残酷だったんだろう。
ごめんなさい。サルナ。
今日会ったら言います。
『お疲れ様。もう掃除はしなくて良いからね。
天国で綺麗なベットに寝るゲストになりなさい』
天国のハウスキーピングが彼のような優秀なハウスキーピングでありますように。
自分の心に区切りをつけるためにもブログに書きます。
今回日本から戻った翌日からゲストがチェックインそしてフルブックと言う
Sari Diveには今まで無かったうれしい状況たったのですが
実は一度も会えていないスタッフが居たのです。
私が戻る2日前、彼は元気に仕事に出ていたのですが
戻った翌日から高熱を出し仕事を休み翌々日入院。
その際、『Sari Diveには今日から沢山ゲストが来ているんだから仕事に行かなければ』
と言うことを聞かず困っていた家族から電話がかかって来た。
ヘリが電話で
『ボス命令。病院に入院しなさい。体を治しなさい』
と説得しやっと入院したらしい。
入院した翌日の朝は回復に向かったのだか昼以降また具合が悪くなったらしい。
私は何となく嫌な予感がして
ピークの真っ只中でヘリも疲れていたのは知っていたけど
『ヘリ、私はゲストと一緒に居るからあなたはリックと一緒に彼に会いに行きなさい』
真夜中、2人を車で病院に行かせた。
夜中の2時近くに戻ってきたヘリは予想通り動揺していた。
翌日、海から戻ってくると今までに無くいろんな事件が起きた。
誰も居ないはずのコテージのブレーカーが落ちて復活不能
どうにか手を尽くして復活させるとすぐに水道管が破裂
スタッフが残業フル活動で水道管修理が終わると温水器が不能になり
部品を取り替えて復活させると2つの部屋の電気が落ち
とうとう観念して業者を呼ぶがなかなか復活できない。
『なぜこのフルブックの時に次々と起こるのか?』
と顔は笑顔を作りながらも泣きたい気分でいっぱいだった。
夕食までにはどうにか一段落してゲストさんと楽しく食事をしていると
ヘリに電話がかかってきた。
その表情を見てすぐに察しました。
高熱が出てからたった3日
彼は天国へ行ってしまいました。
原因は解らず
一瞬涙があふれてしまいましたがトイレに行って気持ちを落ち着かせて
私もヘリも何も無かったように大笑いして過ごしました。
折角楽しい休暇で来ているゲスト様に心配はかけたくないし
多分、彼もそう思っているだろうから。
あれだけのコテージの事件は
いつも彼に手入れをしてもらっていたコテージが何かを察したのかもしれません。
翌日はゲストの数も減ったので同じ宗教のヘリを丘番にし私とリックで海へ
Sari Diveを代表してヘリがお葬式に出ました。
彼の名前はサルナ
続ける能力の持ち主です。
(参考:見えない能力 http://saridive.exblog.jp/12540760/)
Sari Diveに来る前までは日雇いの職にしか就けず
ここに来てハウスキーピングとしての研修を受け
続ける力を武器に立派に勤めていました。
掃除を終わらせると
『こんな綺麗な部屋に泊まってみたい』
と言うのが口癖で
サルナがそう思うならゲストもきっとそう思うよ。
サルナの掃除がすごく綺麗だってゲストが喜んでたよ!だから頑張ってね!
と言うと
『ヘイ ボ~ス』
と右手を挙げ床を磨く姿が目に浮かびます。
この頃物忘れがひどかったり仕事にミスが出てきて
少し心配なところもあったのですが
土地を売ったそうでお金には困っていなかったと聞き
そろそろ隠居したいのかなと勝手に想像していました。
でも、Sari Diveへの忠誠心はまだまだ消えていなかった。
隠居するだろうから新しいスタッフ探さなくちゃ
なんて考えていた私はなんて残酷だったんだろう。
ごめんなさい。サルナ。
今日会ったら言います。
『お疲れ様。もう掃除はしなくて良いからね。
天国で綺麗なベットに寝るゲストになりなさい』
天国のハウスキーピングが彼のような優秀なハウスキーピングでありますように。
by sari_dive
| 2013-07-22 11:16
| Sariメーキング話
|
Comments(4)
Commented
by
オケモリ
at 2013-07-22 18:35
x
涙が溢れた。
人生って皮肉だ。
一所懸命生きたヤツは美しい。
合掌。
人生って皮肉だ。
一所懸命生きたヤツは美しい。
合掌。
0
Commented
by
夏つばき
at 2013-07-23 10:17
x
私は・・
涙が止まりませんでした.まだ文字がぼやける。
なかなか行きたくても行けず、
それでも、海の中を想像しながら、
スタッフの顔も想像しながら、
いつも楽しんで読んでいました。
今日はちょっと哀しい。
あいたかったな〜〜サルナさん
どんな事も自分自身が知っている。
そうありたいと思っている私には、
お手本みたいな人だな〜って思いました。
ご冥福をおいのりします。
(宗教が違うとこれでいいのかまよったけど・・)
涙が止まりませんでした.まだ文字がぼやける。
なかなか行きたくても行けず、
それでも、海の中を想像しながら、
スタッフの顔も想像しながら、
いつも楽しんで読んでいました。
今日はちょっと哀しい。
あいたかったな〜〜サルナさん
どんな事も自分自身が知っている。
そうありたいと思っている私には、
お手本みたいな人だな〜って思いました。
ご冥福をおいのりします。
(宗教が違うとこれでいいのかまよったけど・・)
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by
sari_dive at 2013-07-23 18:38
Commented
by
sari_dive at 2013-07-23 18:42