更新が滞ってすみません。

これから年末年始に向けて
いらっしゃるゲスト様達に安心して過ごしていただけるようにいろんな作業でてんてこ舞いでした。

このブログも寝落ちして更新が2日延びています:汗



では前のブログの続きになります。



まずは普通にダイビングできるとアドバイスされ
そう思い込んでいたゲストB様の説得から始まりました。


Sari Dive & Cottageにチェックインの時
ローカルイントラのCさんに私がかなり真剣に話していたのを見て

「サトミさんが心配するからもう潜らない」

とおっしゃっていたのですが
そんな理由でははくて、本当に自分の状況を知っていただかなければと思いました。



あのダイブプロフィールで左半身に力が入らなかったってことは
ほぼ100%減圧症だと思います。
ナイトロックスを使ってるから大丈夫っていうのは神話でしかありません。

症状が治まっているから完治したって訳じゃないです。
気付かない他の症状が出ているかもしれない。
特にBさんの症状は力が入らない・・麻痺に近い状況でしたよね。

この状態で潜り続けると残っているマイクロバブルが大きくなったり
移動して悪さをするかもしれない。とても危険な状況です。
下手したらこの前よりも悪くなるかもしれないし半身不随じゃ済まなくなりますよ。
だから絶対に潜ってはいけません。
癖になってもう潜れない体になるかも知れません。

出来るなら飛行機に乗る前にチャンバーに入るべきだと思う。
DANには入ってますよね。

「はい。入ってます」


DANに入っていれば料金面の問題はクリアできるので安心しました。
次に前のサービスで「チャンバーは危険だ。」「入ると悪くなることもある」と言われていたらしいので
Bさんのチャンバーに対する心配を取り除くことにしました。



そう言えば脳梗塞の検査でMRI撮ったんですよね?

と聞くと

クリニックに行って腕をあげて押しても落ちないとかの簡単な問診をしただけです。
MRIを撮る病院には紹介状がないと直接行けないからと言っていました。

とのこと。

(それではどっちにしても脳梗塞かなんて・・わからないんじゃない?
 と思ったけど酸素吸って回復したって事は減圧症でほぼ間違えないし
 この際、そんな病院の診断はどうでもいいかと思い)

バリのチャンバーは大きくて人の出入りが出来るものなので
もし中で脳梗塞が起きても終わるまで放っておかれるなんてことありません。
お医者さんが一緒に入ってくれることだってありますよ。

確かにチャンバーに入って症状が悪くなることがある
と言うのが嘘だとは言い切れないです。
特にバリ島で流行っている安いトリートメントチャンバー(2h)の場合
中途半端に圧をかけて処置を終えるので
減圧症にかかっている方だと症状が悪くなることがあります。
(実は私もそれでこじらせたことがある:汗)

でも、治療のためのチャンバー(5h)に入れば
ほとんどの場合は改善するし少しでも早く入ったほうが治りも早い。
マイクロバブルを早く排出することで早く健康な体に戻れるし放っておくより早くダイビングに復活できますよ。

飛行機に乗って帰るんだしスッキリして帰るのをお勧めします。

と説得しチャンバー治療を勧めました。


すると

そんなに自分の体が深刻なことになっているとは思わなかった。
どうせもう今回は潜れないし、保険もあるし、ここでしっかり治して帰りたい。

・・と、ご自身からご希望されたのでチャンバーへの手続きに入ることにしました。




チャンバーは直接病院に行くのもありですが(私の場合は直接行きました)
5日後に帰国を控えていることもあり一日も早くチャンバーに入りたいとのことだったので
夜遅い時間(22時過ぎ)でしたがDANにお墨付きをもらって予約をしていこうということに

保険利用の正攻法で行きました。

まずはDAN JAPANに電話
ダイブプロフィールや症状を話す
その際にダイブセンターの名前もしっかり聞かれました。

(Aさんからの相談もなくBさんの状況を知らず普通にダイビングさせて減圧症の症状が出たら
 Sari Diveのダイビングで減圧症発症ってことになっていたかと思うとぞーっとしました。)

バリ島からだと伝えると担当のお医者様を紹介しますと言われ
電話がかかってきました。
どうやらその方海外担当の方で英語が得意な方だったように思います。
とても丁寧な方ですごく感じが良かったです。

やはり飛行機に乗る前にチャンバーに入ったほうがいいと指示を受けました。

チャンバーに関してはDAN ASIA PACIFICからの予約になると言われ
その担当の方がASIA PACIFICの方に手続きをしてからまた電話をくれるという事でしたが
Bさんは英語が達者な方でしたので電話番号を聞き直接自分で電話をすると言いました。


いざ、アジアパシフィックの担当者に電話したものの
予約を取り付けてもらえるどころか冷たい対応!?
夜遅いのもあったかもしれませんが最後には

「チャンバーに入るかどうかはDAN JAPANに聞いてくれ」

・・・で話が終わってしまった。


こりゃーどうしたものか?と
急いでDAN JAPANの担当の方に電話をするとあちらはあちらでチャンバーや病院の情報を集めていたらしい。

時間がかかっても担当者にすべて任せた方がうまく話しが通ったのかも?
とも思いましたが、
どうしても明日にはチャンバーに入りたいとのことだったので

DAN JAPANおすすめのチャンバーを教えてもらい
そこに直接こちらから予約を入れて受けてもらえたらキャッシュレスでチャンバーに入れるか?

と言う質問をしてみた。

答は「キャッシュレスは無理かもしれない・・・」でした。
夜遅いのでDANの契約している保険会社との絡みがありすぐにはわからないらしい。

ではキャッシュレスじゃなくてもいいから自腹でチャンバーに入れてもらい
帰国後その料金をDAN JAPANに請求することは出来るか?

と聞くとそれはOKだという事でした。

病院までの交通費も請求できますと付け加えていました。




バリには現在2つのチャンバーがあります。

ひとつは私が良く通ったサンラー病院
そしてもう一つは新しくできた警察病院でバハヤンカラ病院です。

DAN JAPANはバハヤンカラ病院を指定してきました。
ネットで電話番号を調べ予約をとります。

受け付けは英語が話せないらしくここからはヘリの出番
人懐っこい性格から夜中遅いにもかかわらずチャンバー担当者の電話番号まで聞き出しました。

チャンバー担当者と電話がつながり
チャンバー治療を受けたいことを伝えると

「DANからチャンバーに入れって言われたんなら大丈夫
 明日の朝8時から治療になるのでその前に来て。」

とのこと。

やっぱり「DAN」と言うのは
ダイビング関係の病院にとっては水戸黄門の印籠みたいなものです。


「君も一緒に入るといいよ。
 ゲストが減圧症なら君だって多少なりとも無理してるんだから。君は無料。」


こちらではこういう話があるんですけど

友達と潜っていて一人が減圧症になりチャンバーに入っている最中に
外で待っていた友達が発症しチャンバーから出て来るとその友達が亡くなっていた
っていう怖い話

確かに担当者がガイドを誘うのも一理あると思いました。


でも、発症の時のガイドはヘリじゃなかったですし翌日は忙しかったので

「自分は行かないけど、減圧症が発症したダイブセンターの人に付き添いを頼むよ。その人と話して」

と言うことで予約完了!



8時に開始と言うことなので遅れてはいけないからと
夜中の3時にSari Dive & Cottageを出発することに

Sari Diveにはその時いつもよりも多くのゲストがいて
私もヘリも病院に付き添うことが出来ませんでした。

スタッフもギリギリなので、どうにかボートを1艇にすることで
スタッフ一人がドライバーとして病院に連れて行くことが出来る状態。
ゲスト様は心細かったと思います。


なのでヘリが発症した時のダイブセンターのCさんにお願いのメッセージを入れました

「明日の朝8時にバハヤンカラのチャンバーにBさんが入ることになりました。
 Sari Diveからは付き添いを出すことができません。
 ドライバーが時間までに病院に連れて行きますのでそれから先のこと
 そちらにお任せしても良いでしょうか。お願いします」


ゲストのBさんも前のローカルダイブセンターに連絡を入れて
付き添いのお願いをしました。

ヘリの方には返事がなかったけどゲストの方には返事があったようなので
ホッとして3時に送り出しました。


早めに到着してしまったそうですが
コンビニで朝食を買い込み病院で待っているとチャンバーのスタッフも早く出勤していたらしく
トントンと段取りが済んで8時にはチャンバーに入れたそうです。
インストラクターのCさんも一緒。


チャンバーは大きな部屋と小さめの部屋2部屋分あり
中間室がある立派なものなので(東京医科歯科大にあるのと同じタイプかな?)
途中結構看護婦さんが出入りしていたそうです。

また、ここの病院はまだ新しいのと女医さん、可愛い看護婦さんが多くて
何だかとっても楽しかったみたいです。

「病院の方もとても親切で付き添いなんていなくても大丈夫だったかも」

・・なんておっしゃってました。


チャンバー終了後

激しい運動をしてはならない、熱いシャワー禁止・・・・
飛行機搭乗まで72時間以上開けなければならないなどなど注意を受けたそうです。

日本だと6か月(プロの方で3か月)ダイビングは禁止なんですけど
こちらでは1か月禁止だけ。
私がチャンバーに入ったときもASIA PACIFICの人がそう言っていました。

「でも、できるだけ長く休んだ方がいいですよ。」と私が付け加えておきました。



支払いはBさんがクレジットカードで

Rp.45,000,000

私が入った頃はUSD4,500だったので値下がりしたな。と言う感じ

クレジットカードの機械が1回でRp. 15,000,000しか切れないので
3回に分けてカードを切ったそうです。


その後Sari Diveに戻ってこられました。


体調はいかがですか?と聞くと

何だか手とかがスッキリした感じ
日本出発前に肩がいたかったんだけど
あれから酸素吸ってから肩が痛く無くなったなあって思ってたのに
今は元通りに痛くなっちゃった。
ここだけは感覚が戻らなきゃよかったのになあ・・

なんて呑気なことを言っていました。

やっぱり酸素吸ったからって
症状がすべて良くなっていた訳じゃなかったんですね。

顔色も良くなり気持ち足の筋肉が大きくなってる感じがするよね
と他のゲスト様が話してました。
私もお帰りになった時の第一印象は同じでした。

夕食も食欲旺盛でほんとに元気になりました。


帰国日に飛行機に乗れるし
とりあえずこれで減圧症騒ぎも一件落着だね


と私もヘリも一息ついたのでした。



ちょっと話が反れますが

私がチャンバーに入った時ですが
「減圧症みたいなのでチャンバーに入りたい」と夕方病院に電話

翌日病院へ(午前中到着)

減圧症と診断される

保険の有無を聞かれDAN JAPANのカードを見せると
DANに入っているなら大丈夫!とスタッフに太鼓判を押される。

その日はDAN ASIA PACIFICのスタッフが来る日だったので
来るのを待ってDAN JAPANのカードを見せる

「同じDANだけど管轄が違うんだよね。
 今からDAN JAPANに保険の支払いの意向があるか確認する
 確認が取れたらチャンバー動かすからそれまで待っててくれ。
 保険料が支払われないようだったら君にUSD4,500の支払い能力があるか調べることになる」

と言われ小一時間待たされました。
最終的にDAN JAPANが直接支払いしてくれることになり無事チャンバーに入れました。
(私はキャッシュレスでした)

もしかしたらこっちのパターンの方がすんなりだったかもしれないです。

あ、でもDAN ASIA PACIFICのスタッフが来ない日だったらどうなったか分かりません。



一番なのは減圧症にならない事!

ナイトロックスでもDECOギリギリを繰り返すダイビングだと
ちゃんと減圧症になります。
しかも、普通タンクで潜った時よりも重症になります。

安全ダイビングを目指すなら
ナイトロックスタンクをエアーモードで潜ること(最大水深に気を付けて)

Sari Diveはナイトロックスタンクでエアーモードで潜るのを基本としています。
(ナイトロックスのタンクは無料)
それでゲスト様やガイドの減圧症を防げるなら安いものです!


このブログを参考に
皆さんに楽しいダイビングを長く続けてもらいたいです。


最後に情報をオープンにして頂けたBさん
Sari Dive到着前に相談してくれたAさんにお礼を言いたいと思います。


ありがとうございました。





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「先週のこと」の減圧症編です。

この件に関しても当事者の方から
もう同じようなことが他のダイバーに起こらないようにブログに書いてください
と初日のデータを託されました。

ダイバーの皆様の安全ダイブの参考になることを祈りつつこのブログを書きます。



ある日の昼過ぎ、ゲストのAさんより長い相談のメッセージが届きました。
Aさんはその日までの3日間トランバンで潜って夕方にSari Diveへ移動することになっていました。


「サトミさん、実はBさんが初日の3本目終了後、左半身に力が入らなくなって座り込んでしまいました。
 椅子に座らせてウェットスーツ脱がせてあげて寝かせ酸素を吸わせました。
 酸素吸ったらだんだん力が入るようになって30分後には元気になったと言ってました。 

 チャンバーに行こうって言ったけどダイビングセンターの人が
 「脳梗塞かも知れないから脳梗塞のチェックしたほうがいい。
  チャンバーで脳梗塞になると終わるまで誰も助けられないから」
 と言うので脳梗塞の検査をしたら問題なかった。
 
 脳梗塞じゃないならすぐにチャンバーに入ってほしかったんだけど
 今度はダイブセンターの人に
 「チャンバーに入ってもひどくなる場合もある。潜ってみて大丈夫だったら大丈夫」って言われ
 
 さらに近くに住んでいる方に
 「自分も下半身に力が入らなくなったけど酸素吸って治ってそのまま潜ってるけど問題ない」
  って言われたのでBさんもチャンバー行かなくていいと言い出して・・・
  
  2日目は酸素を吸ってお休みして
  3日目の今日は浅目短めで2本潜りました」

「ちなみに力が入らなくなった時のダイブプロフィールは
 エントリー後、15m前後に20分。
 そこから26mに降りダイブタイム50分くらいまで26mに居て
 2分位かけて水深5mまで浮上。5mで10分安全停止して浮上です。」

「あと・・すごく良く寝ます。
 バリに来る前、未だかつてない位のストレスと仕事をやったので
 疲れが出て眠いんだと言ってますが・・良く寝ます」

「明日から普通に潜ってもいいかな?」


と言うもの


未だかつてないほどのストレスと仕事をして疲れているのに
窒素を取り込み放題取り込んで排出させないダイビングをしているので
十中八九減圧症だと思います。早くチャンバーに入ったほうが良いと思います。
Sari Diveでは潜らせません。
潜って大丈夫と言うならそのダイブセンターで潜らせてもらってください。


と言う返事をしました。


「やっぱり普通そうだよね。私も一刻も早くチャンバーに入ったほうがいいって言ったんだけど・・・」



とりあえずSari Dive & Cottageに到着してから話しましょう



と言うことになりました。




夕食前にSari Diveに到着

送迎の車にダイブセンターのインストラクターCさんが車に同乗してました。

「ジャーネー!」

と帰ろうとするインストラクターCさんを引き留め


「何か私に伝えなくちゃいけないことは無いの?Bさんのこととか」

と聞くと

「あー・・・
 Bさんには特別にガイドを一人付けて下さい。」


なんで?


「Bさんはスーパーバハヤ(すごく危ない)だから。」


スーパーバハヤなのに何で潜らせたの?


「お客様は神様です。神様が潜りたいと言ったので潜らせました。
 その代わりBさんには特別に一人ガイドを付けたし、ビーチには車もスタンバイしてました。」


Bさんがなんで危ないのか理由は知っているよね。
一人ガイドをつけるとセーフティなの?
Bさんの初日からのダイブプロフィールは把握してる?


「最初の日のは一緒に潜ってないから知らない。
 今日は一緒に潜ったのでスーパーセーフティダイブです。
 1本目がMAX15mで45分間。
 2本目がMAX20mで45分間。だから大丈夫です」


・・・・?

効き間違えたかもしれないから確認していい?
1本目がMAX15m・45分で 2本目がMAX20m・45分?


「そう、1本目が15mで2本目が20mどっちも45分だけ。
 すごいセーフティダイブです。」


そんなの全然セーフティじゃないでしょ?
普通、ダイビングは・・・

と言いかけたとたんに

「サトミさんとは言葉が同じじゃないからミスアンダースタンドかも知れないから
 ヘリに話します」


と言って、横に居たヘリにインドネシア語で同じ内容を話した。


話されたヘリは目が点。口もあんぐり。


普通は1本目を一番深いダイビングにして2本目は浅くするものだ
それに減圧症になった人を潜らせるものではない


と、ヘリもCに伝えている。


すると


「各ダイブセンターにはいろいろやり方があります。
 サリダイブはそういうやり方、うちのダイブセンターはうちのやり方
 うちは神様が潜りたいって言ったのでスーパーバハヤだけど特別サービスをしてセーフティに潜らせました。
 サリダイブがそれをやりたくないから潜らせないというならそれもいいでしょう。
 
 とにかく、BさんはもうSari Diveさんに送り届けましたのでうちの仕事は終わり。
 ここからはSari Diveさんのやり方でサービスしてあげてください」


ちょっとカチンときたので


それがあなたのダイブセンターのやり方なんですね。
わかりました。


と言うと


「ダイブセンターのやり方じゃなくて私のやり方」

と言い直していましたが。



とりあえず責任はこちらに丸投げされたという事らしいので

とにかくBさんに安全に日本に帰ってもらうことを優先に考えることにしました。






夕食後、発症日のダイブプロフィールを教えてもらいました。


目を疑うものでした。



1本目

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2本目
 
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3本目

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最初見た時、1本目と3本目が入れ替わっているのかと思いましたが
確かめてみるとやはりこの順番で潜っていらっしゃいました

時間が長いというのはある程度予想がついていたものの・・・・


最大深度が

14.1m・・・21.3m・・・・26.3m

まるで逆です。

あのイントラのCさんがスーパーセーフティダイブと言っていたのは
本気でそう言っていたのかもしれない。
きっとセーフティな深度のシステムを逆に覚えてしまっているんでしょう。
イントラがこうなのできっと彼に教えてもらったガイド達も
彼と同じスタイルなのだと思います。


そしてほぼ箱型、
いや箱型よりも嫌な感じです。
潜行中に何度も停まってゆっくり潜行、最後は素早く浮上な感じです:汗


Bさんが撮影で自分が結構停まっていたと言っていましたが
それでもやっぱりおかしい。

これでは減圧症になるためのダイビングをしているようなものです。

しかも、浮上中10m位でディープストップをしていると
ガイドに早く上に上がって来いと呼ばれるのだそうです。

減圧症にならない方がラッキーな感じです。



セーフティダイブの基本をちゃんと学んでいないガイド

バリ島のガイドのすべてがすべてそんなガイドではないですが
バリ島にはこんなガイドが普通にいるということを日本のダイバーの皆様には知っていてもらいたい。


海外でのダイビングは自己管理。
そして何かが起これば自己責任になる。
(助けてくれないダイブセンターもあります)

自分の体は自分で守るが基本です。

ガイドにセーフティを求めるべきじゃないと思ってください。



実はトランバンからいらっしゃったゲストが減圧症と言うのは
今回が初めてじゃありません。


きっとトランバンは良い海過ぎるのだと思います。
面白すぎてゲストもガイドも我を忘れてしまうんでしょう。

良い海だけどガイドはセーフティに疎いものもいるようですので
自己管理で十分に気を付けてダイビングを楽しんでもらいたいと思います。


長くなってしまったので



次のブログで減圧症ゲスト様へのその後の対応について書きたいと思います。


海外での減圧症治療への段取りです。



ダイバーの方は他人ごとではないですよ。





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前のブログの続きです。
ここから読む方もいるかもしれませんので一応もう一度書きます。

サリダイブでも複数のゲストが一度に食あたりになったのは多分創設以来9年間初めてのことです。

リゾートにとってタブーである食中毒についてブログにするのは
サリダイブで起きた出来事をシェアすることで
これからバリに来る皆様の役に立ててほしいという理由からです。

*通常食あたりと食中毒は同じ意味として扱われますが
 ・熱のない軽いものを食あたり
 ・高熱の出る重いものを食中毒
 としてこのブログでは説明させて頂きます。


では、先日起こった食あたりと食中毒について思い出せるだけ報告します。


7名のうち3名のゲスト様が同じ日に食あたりになりました。

朝食は3名とも普通にお召し上がりになりました。

Aさんは1本目のダイブで水中で嘔吐。
逆流性食道炎の気があるそうで最初はまたそれだろう軽く思っていたそう
ランチは食べず2本目のダイブ。
その後落ち着いたのでおやつを食べました。
3本目のダイブはまたそれを嘔吐。
お部屋に戻った後下痢

Bさんは3本目のダイビングの途中からお腹が少し張っている感じがあり
すぐにお部屋に帰ったところ腹痛&下痢。

Cさんは3本目のダイビング終了後ダイブセンターで皆でドリアンを食べた
部屋に戻り夕食前にお腹の調子がおかしくなり下痢
(もともと風邪をひいて体調を壊されていた)


他の4名のゲスト様は全く異常なしでした。

食あたりにあったゲスト様にアクエリアスの粉末とペットボトルの水をお持ちし水分補給して頂き
熱はなかったようでしたので軽い食あたりと判断し
常備薬の百草丸を飲んで安静にして頂きました。

翌日には皆様回復


元気な4名のゲスト様といろいろ原因を考えてみましたが
全員が同じものを食べても4名は元気なこと
かえって食あたりになった方の方が食べてないものがあること
3名の発症時間、症状などがまちまちなこととで原因は特定できませんでした。
もしかして原因はそれぞれ3人共違うのかもしれないという意見もありました。

キッチンスタッフとも緊急ミーティングをしましたが
これと言って決めての原因が見つからず。
改めて手洗いの徹底、生野菜を水道水で洗っていないか?
卵を使う前に必ず殻を洗っているか?などを再確認しました。



その数日後今度は食中毒(熱あり)が起こりました。
前回のものと全く違う症状で熱が出るタイプです。


この日はゲストが全部で7名

ボートダイブ:2名
シークレットベイダイブ:5名

食中毒はシークレトベイチームで発症

3本目のダイビングの最中に吐き気を催し2名が嘔吐
コテージに帰って来る頃にはもう一名も具合が悪くなり計3名がダウン。

夕食前に3名のうち1名が発熱(38.6度)
熱が出るということは何かの菌に感染したと判断したため病院に連れて行くことを決めました。


この辺りで一番まともである病院へ搬送(片道約1.5時間)
ヘリに10,000,000ルピアを握らせました。
Sari Dive & Cottageで責任をもって支払する条件ですぐに治療開始

点滴4本などの処置と抗生物質などの薬を頂きました。

診断はサルモネラ菌とのこと


ヘリの最初の電話では4日間入院かもとのことでしたが
最終的には医者に入院する程ひどくはないので帰っていいと言われたそうです。
そして3名いるのでSari Diveまで訪問治療して頂くことになりました。

病院での3名の処置が終わったのが23時頃
支払いで請求されたのは一人当たり約4,000,000ルピア。

合計12,000,000ルピア以上です。

ヘリの持参金では足りなくて支払いが出来ないので
全員病院から出さないと言われ軟禁状態だと電話があり
急いでスタッフに5,000,000ルピアを掴ませて病院へ行かせました。

こんなハプニングもあり
支払いが終わり戻ってこられたのは夜中の3時頃でした。


インドネシアの病院では支払い能力がないと治療してもらえません。
そして、支払いが終わらないと病院から出してもらえません。



翌日17時頃にお医者様が来てくれて3名に抗生物質等の点滴

この日同じグループのダウンしていなかった方2名のうち1名が
3本目のダイビングの後にダウン。
(聞いてみると朝の1本目から下痢だったがどうしても潜りたかったらしい:汗)

お医者様に一緒に診て頂き抗生物質等の点滴


その翌日は朝7時にお医者様に来て頂き抗生物質等の点滴4名。
最後にダウンした一名には薬を頂きました。


それで治療終了。


落ち着いてから皆で考えたのですが
このグループの中で唯一ダウンしなかった方は
ランチが外注のものではなくサリダイブのパンだったということで
おおよそ外注のランチが原因ではないかということになりました。

外注ランチは今まで9年間何もなかったとは言え
これからはSari Diveでもランチを作るようにして
クーラーボックスでの保管の徹底
車の中に放置しないなど管理をしっかりして再発防止をしていきたいと思います。

ランチが原因ではない可能性もゼロではないと思ったので
キッチン器具の煮沸処理、アルコール処理
そして貯水タンクの薬(多分塩素)もいつもより多めに入れることにしました。
もちろん客室もアルコールで消毒致しました。


体調を壊したゲスト様
ご迷惑をおかけし本当に申し訳ございませんでした。


話を戻して

皆さんに知っていただきたいことは
今回の治療費のことです。

4名分の訪問治療代が約30,000,000ルピア

初日の病院で支払った3名分が約12,000,000ルピア

合計すると40,000,000ルピアを軽く超えました。


一人当たりの治療費は約10,000,000ルピアです。
(日本円にして今のレートで約8万円)


海外でそれなりの治療を受けるとこの位の金額が必要になります。


今回すべての治療費はSari Dive & Cottageで負担するという条件で病院側もすぐに治療を始めてくれました。

しかし、
通常はゲスト様が自分でお金を用意しなければならないことの方が多いと思われます。
その方がインドネシアでは一般的かも知れません。


ここで皆様に考えて頂きたいのが保険です。

保険があれば10,000,000ルピアもの現金を用意することもなく治療が受けられます。
もちろん電話等での手続きは必要ですが。
病気の時に一人で現金を調達するよりもずっと楽だと思います。

保険がない場合は現金がないと(または支払い能力がないと*)
インドネシアでは全く治療をしてもらえません。

(*支払い能力がない:クレジットカードがあっても本人が動けない。意識がないなど。)

今回のダウンしたゲスト様を見ていて感じたのですが

ダウンした状態で自分の保険会社に連絡をとったりするのは
すごく難しいのではないかと思いました。

カバンの中の保険の冊子を探し、小さな字で書かれた電話番号を探し
電話をかけ、契約者ナンバーと自分の状態を話す・・・ということをしなくてはいけません。

多分、今回食中毒になったご本人達も難しいと感じたと思います。


保険会社、ナンバー、保険電話番号は必ず現地の第三者に伝えることが必要だと思います。
(またはすぐにわかるように用意をしておくこと)


この事は以前脳梗塞になったゲストをケアした場合にも感じたことです。





Sari Diveでは申込書に保険会社名、保険番号、電話番号を書く欄があり毎回記入を必須としているのですが

「保険会社はわかっても契約番号がわからない」

と言う方が結構いらっしゃいます。


それではせっかくかけている保険が
いざと言う時には全く使えないということになります。

要は保険のかけ損
保険料を捨てているのと同じです。


サリダイブの保険はインドネシアの保険ですので高い掛け金の割に支払い上限額がとても低いです。
脳梗塞などの病気や大きな事故に遭った時には(遭難も然り)全く足りません。


日本の保険は安い掛け金で大きな保障が得られます。

必ず海外に出る場合は保険をかけて来てください。


クレジットカードの保険も良いと思いますが
本人確認が必要で既往症などの審査に時間がかかり
緊急時には間に合わない事もあります。
その辺りの条件はご自身のクレジットカード会社に確認してみて下さい。


DANの保険はダイビングがらみの事故には有効ですが
今回の食あたりや、脳梗塞などの病気、陸上での怪我には使えません。
(昔はそうでしたが今はどうなんでしょうか?)


今回はサリダイブが責任をもって支払を保証しましたが
そうでないところの方が多いしインドネシアでは自己責任・自己負担が普通かもしれません。


海外旅行される場合には
お守りだと思って海外保険に入るのをお勧め致します。


最後に・・・
お医者さんではないので自己流ですが

【食あたり、食中毒になった場合】

体に合わない食べ物が体の中に入ってしまったのを出す現象なので
正露丸など下痢を停める薬を絶対に飲まないで下さい。
水分を十分補給して出るものをすべて出し切ることで回復に向かいます。
食欲があるのなら食べて出すのが良いと思います。
熱が出ないようなら異物から毒素は出ていないので
とにかく食べて飲んで出すが一番。出てしまえばあっという間に回復します。
熱が出た場合は菌から毒素が出ているかもしれないので少し長引きます。
高熱になるようだったら医者に見せたほうが良いと思います。

ちなみに・・・
アメーバ赤痢の場合は熱が出ます
激しい腹痛が波のように押し寄せその後に下痢または嘔吐。
体の中の異物が無くなると同時に体調は回復
夜中に発生しても翌日1日休めばダイビングも可能なほど回復します。

サルモネラ菌の場合
アメーバ赤痢よりかなり高熱が出ます。
お腹の痛みはそれほどひどく無くいきなり便意が起こり下痢になるそうです。
便意のある時以外は普通に過ごされていました。
一応お医者様には3日間安静するようにと言われていたようでした。
(下痢も3日位続いたようです)


今は毎日キッチンスタッフといろいろと衛生状態について意見交換をしています。
これまで以上に食事にこだわったサリダイブに進化できるように努力していきますので


これからも応援よろしくお願い致します。



次のブログは先週の出来事の続きで減圧症発症でチェックインです。




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まずは今日の水中写真


三角形のお顔


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クロスジギンポ


普通のギンポよりも大きめなのでなぜだかちょっと得した気分になるギンポ

・・・そう感じるのは私だけかな??





先週の出来事をそろそろ報告しようと思います。

いろんなことが一気に起こり過ぎて

ほぼパニック状態の週でした。

顔のかゆみが治まって体重を測ったらなんと3㎏も減っていた:汗

やっぱり結構大変だったんだなあ・・・


昨日今日とちゃんと500gづつ戻って来てますけどね:苦笑



始まりは先々週にコマンが結膜炎になったことから。
1週間経ってもなかなか治らず
ガイドはヘリとアルタナ(ガイド研修生)しかいない状態

ゲストがいるにもかかわらず
ヘリが税務署に呼び出されてしまいアルタナが突然シングルデビュー。

(今から考えるとこれが彼にはショックだったのかもしれない。
 辞めたいって思った日が11月20日だって言ってたのでまさにこの後の日:苦笑)

スノーケリングで彼の様子を見ると
意外とガイドセンスもあるしゲストにも人気がある。
立ち振る舞いも安定していてもう一人立ちできそうだと安心した


そして、コマンが復活


「これでガイドが3人になってマクロダイブのサリダイブもしばらく安泰だね!」


ここ数年で一番気分が安らかになったのを覚えています。




その直後
次々と悪夢が始まりました。


まさに天国から地獄でした。



1)ゲスト様7名のうち3名が食あたり(熱無し)

2)減圧症発症でゲスト様がチェックイン

3)ゲストが入れ替わり7名のゲストのうち3名が食中毒(熱あり)発症
  その翌日?もう一名遅れて発症

4)アルタナ(新人ガイド)の急な退職


これがたった7日間の間に起こりました。




一応、食あたりに関して弁解しておくと

これだけ複数のゲスト様が一度に食あたりになったのはサリダイブ創設以来9年間で初めてのことです。

(単発でお腹がゆるくなる方や、ゲスト様ご自身で持ち込みの刺身でお腹を壊したことがありますが)




私自身の食中毒経験は
マブールで働いていた際にアメーバ赤痢を数回経験済み
激しい痛みと下痢、嘔吐で便器を抱えながら一晩過ごしたことがあります:汗


また、何度かあったマブールでのアメーバ赤痢集団発生の際に
ゲストを島から病院まで搬送する大役を勤めさせて頂いたことがあります。



バリでは・・・

海外ではバリでの在住が一番長くなりましたが
今の時点で思い出せるのは・・・
ゲスト様が持ち込んだ刺身にあたったこと?くらいです。
この時は特に下痢と言う訳ではなくて熱の方がひどかったけど。






そして

減圧症に関しては
すでに8回経験
そのうちの3回はバリ島での発症です。
バリ島での減圧症の処置の流れについてはよくわかっているつもりです。



今回はいろいろ重なりましたが
これまでの自分自身のの経験があったからこそ

ゲスト様に思いつく限りの精一杯のケアができたように思えます。

(もっと良い方法はあったかもしれないけど)





こう言ったことをブログに載せるのは

ダイビングセンター&宿泊所を営む者としてタブーなのだと思いますが

有ったことを無かったことにして「無事故が自慢!」なんて嘘をつきたくないし
臭いものに蓋をして涼しい顔をするなんてできない性格なので・・・

自分を戒める意味も含めて
報告としてブログに書くことに決めました。


勘違いしてほしくないのは
起こったことをどうにか正当化したいから書くのではないです。
食中毒は絶対に起こらないことが一番だし起こらないようにこれからもっと確認事項を増やして努力します。

サリダイブで起きた出来事をシェアすることで
もし起こってしまったらこういう問題が出て来るということを
これからバリに来る皆さんに知って頂き役立てて頂ければという思いで書くということです。


日本よりバリの方が人間もばい菌も生命力にあふれているため
食あたりにかかる日本人観光客の方は結構いるんじゃないかと思います。
問題は食あたりになることだけではなく
なってしまった時の緊急時の対応に「日本ではこうだよね」と日本の常識を持ち込む方が多く
インドネシアの病院の対応に戸惑い、下手すると治療が間に合わない場合も出て来ることもあるということです。

そこを前もって知っておいてほしいのです。


最後にしつこいですが

皆が皆バリに来て食事をすると食あたりになる訳ではないです。
サリダイブでも9年目にして初めての出来事ですから。



エキサイトブログの文字制限を超えてしまいそうなので
次のブログから報告を始めたいと思います。


ちなみに・・ブログに書くことはゲスト様に了承を頂いております。
(う~ん・・もしかしたら1人くらい了承もらうの忘れたかも:汗)




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午前中滅茶苦茶いい天気でしたが

午後になると雲が多くなる今日この頃



私の顔のかゆみ

見た目はそれほど痒そうに見えないらしいので
自分が我慢すればいいんだって思っていたのですが

辛すぎてゲスト様との受け答えがちゃんと出来なくなったり
顔をゆがめることが多かったのをヘリが見かねて
夕食の後薬を手に入れて来てくれました。

体用だからと言っていましたが
シミが出来るとかもうそんなことは構っていられないほど痒かったので
つけてみると・・・

正気に戻れるくらいにかゆみが治まりました。

これで仕事も出来そうです。


基本かゆみ止めみたいで腫れやカサカサ感はとれませんが

痒さがないってことはこれほど幸せなことかと

感動してしまいました。


やっぱり健康って素晴らしい!


昨日できなかった仕事を頑張っています。



先週のブログまでなかなかたどり着けない・・・・



そしてもうひとつ

アルタナが辞めてしまってどうしようと思っていたら

なんと家の事情で引っ越してしまったシャリフがこちらに帰って来たそうだ。


最悪は彼に年末年始の手伝いをしてもらおうということになりました。

パートタイムとしてですけど。


危機一髪のところで救われることが本当に多い


つくづく神様っているんだなあと思います。




今日の水中写真は・・・・



ホヤがらみ



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バンダブレニー


私がガイドしてた頃は
自然に乗っていることが結構多かったのですが


もしかして・・・この頃はハンドパワーが使われているのだろうか?







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