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やさしすぎる先輩(長文)

自慢じゃないがうちのスタッフはローカルの割に
よく気がつくし良く働く。

・・・と書くと全てがうまく言っているみたいですが
それなりに問題があります。
(まあ、贅沢な問題ですが)

うちの若僧。アグス君
なかなか育たないのですよ・・・・。

入社?の時に比べればかなり動くようになったんですが
(いや、他の会社のスタッフに比べれば十分働くのかも?)
成長が止まっちゃった気がするのです。



うちはチームワークで仕事をするのですが
そのチームワークが彼の成長を止めている。




昨日はシークレットベイの日だったので
わざとお兄さん的存在のリックを車のドライバーとして
シークレットベイに行かせ、アグス一人の状態を作り
仕事をさせることにしました。


『水槽の掃除、花壇づくり、大木の剪定・・・・沢山あるけど全部終わらせてね』


すると・・・


お父さん的存在のウグが
『今は暑いから水槽と木の剪定をして午後涼しくなったら花壇を作った方がいい』
とすかさずアドバイス。

スケジュールを考えるところからやって欲しかったんですが。
ま、仕方がない。



午前中、水槽と木の剪定が終わるとアグスはお昼にいったん帰る。
今日はお葬式があるので仕事に戻るのは3時だと言う。
それは朝から聞いていたので
『じゃ、3時から花壇づくり頑張ってね』と言って帰したのだが・・・



午後1時半


ゴソッゴソッと土を盛る音がする。
びっくりして外を見ると・・・
お父さん(ウグさん)がリヤカーに山盛り土を積んで
花壇を作っている。


『なんで?3時からアグスがやる仕事だよ!しなくていいよ!!』

と言うと


『アグスは3時までお葬式だから来られないし、かわいそう。
私は暇だし、ゆっくりやるから大丈夫』



『いや、ゆっくりとかそう言うのじゃなくてアグスにやらせたいんだけど』



『大丈夫。俺は年をとってるけど力はあるんだから』



『いや、どうでもいいからとにかくストップ!やらないで!ボス命令だ!!』



・・・とかなり強めに言うとやっと作業を止めてくれた。
すでに3分の1が出来上がっていた。




3時にアグスがやってきた。

途中で作業が止まっている状態を見て

『この花壇の作業、キャンセルになったの?』

と私に聞く。

『いや、やるよ。アグスの仕事だからウグには止めさせた。』


一瞬『なんで?』という顔をしたけど
私からの命令とわかるとしぶしぶリヤカーで土を運び始めた。


いつもならここでお父さんが手伝ってくれて
お兄さんが土運びをして・・・
アグスは小さなスコップを持って後をくっついているだけで済む。

・・・が今日はお父さんのお手伝いも意地悪なボスに断られ
お兄さんは意味もなくシークレットベイに連れて行かれ
たった一人で作業をしなくてはいけない。
しかも、意地悪なボスの監視下で。



『さあさあ、早くしないとゲストが帰ってくるよ!
もたもたしないで頑張って!若者なんだから!』


と意地悪なボスは手伝いもせずに檄を飛ばす。




粗方作業が終わった頃にゲストを乗せた車が帰って来た。

『間に合った~!』

と言って門の方に走るアグスに

『スコップかたずけろ!なんでリアカーがここにあるの?
土がいっぱいだから水で流せ!やりっぱなしにするな!』

と注文をつける意地悪なボス。


いつもならお父さんが全部後片づけをやってくれるのだ。
結局アグスがもたもたしていたので
お父さんは見ていられず手伝ってしまい・・・
今回もアグスはやり通せなかった。



・・・・先輩がやさしすぎるのよね。。。

(いや、私に言わせるとこれはやさしいのではなくて猫かわいがりと言う)



この状態では・・彼は永久に子供。
一人前になれません。


ヘリも見ていられず手伝っちゃうタイプだし
私の心配はつのるばかり・・・



アグスは助けてはもらうけど、
助けることはほとんどない。
でも、頭はいいので誰よりも気がつく。
結果、
目上のスタッフを子供がわがままを言うように使う状況



本人に悪気は全然ないし、サボろうとしている訳でも・・ない気もするし?
これはどうしたものか?



今から考えると
ヘリやアンディはある意味
悪い先輩に恵まれていたので
自分ですべて完ぺきにやり遂げる方法を自然に学べた。
あれはあれで良かったのだ。



しかし・・アグスは・・・どうしたものか?



やさしすぎる先輩も困ったものだ:汗



こんなアグス君の成長のために
何かいい方法あったらアドバイス下さい。



・・・やっぱり私が今まで以上に
滅茶苦茶怖い先生になるべきなんだろうなあ・・・。

実は怖い先生も体力気力パワーが必要で
今はやり遂げられるかとても不安。


歳とった~なんて言ってられない。
体力・気力つけて頑張らなくちゃ。



まだまだ左団扇への道は先は長いのだ~汗
by sari_dive | 2009-10-21 14:36 | Sariメーキング話 | Comments(0)